悩んでいたい……かもしれない

定例(月1)メンタルヘルス相談 に行ってきました。

障害者施設の利用者さんや入居者さんが対象ですが、いつも私の方がいろいろと教えられることが多いです。

いわゆる健常者にとって毎日のあたりまえのルーティン(寝る、起きる、食べる、排泄する、入浴する、着替える、洗濯する、移動する、買い物する、通院する、他いろいろ)は、障害のある方々にとっては何倍、へたすると何十倍もの手間暇労力を要することになっていて、さらに仕事をしていたりするのです。

障害といっても知的、身体、精神といろいろあるわけで、多くの人が重複した障害を抱えています。

視覚障害のある方々、聴覚障害のある方々、肢体不自由のある方々……様々な方がいますが、皆さんはそれぞれ独特な世界(社会や関係のあり方など)のとらえ方があり、ソレらはつい個人の性格的偏りかのように思われてしまいがちです。

さらに、私たちがあたりまえに日々の暮らしや対人関係などで悩むように、皆さんもあたりまえに日々の暮らしや対人関係で悩んでおられます。

メンタルヘルス相談」とはいって
も、まぁよろず相談なわけでして、様々なご相談を承っていますが……、無力ですね(^_^;)

多くの方はだいたい同じことで悩んでおられて……、ちょっと意地悪な言い方をすると「悩んでいたい……」……んだなぁと思うこともしばしばあります(^_^;)

ちょっと乱暴な言い方をすると、まぁ、だいたい「悩んでいたい」人が「悩み続ける」わけですね(^_^;)