アディクションセッション2023

お腹空いたぁ……。
でもお腹いっぱい……。
だけどもの足りない……。

今年もお招きいただきました。

本日は名古屋市精神保健福祉センターここらぼ主催のアディクションセッション2023でした。

今となってはアディクションセッションの元々からの移り変わり……だけじゃなく、この地域のアディクションの移り変わりを知っているのはたぶん私だけだと思います。

だって世の中にまだ依存症という言葉もなく、断酒会以外の自助グループも施設もなかった時代から………依存症問題に関わってきたんですもの。

こんな爺ぃになってもお声かけいただけるのはホントにありがたいことですが……。

まぁ、アレコレうるさいことを言う死にかけの執事になるのはやめておきましょう(^_^;)

昔々は、港保健所・中村保健所・名古屋市精神保健福祉センターの合同事業で、嗜癖問題関係者交流会(もっと前はアルコール問題関係者会議だった)とアディクションセミナーが開催されていたのですが、諸事情により名古屋市精神保健福祉センター単独で主催するアディクションセッションとなり、アディクションセッションとなってからは今回で12回目です(たぶん)。
たしか1回コロナで中止になってます。

アディクションセッションは様々なアディクション関連自助グループやリハビリ施設や医療機関や行政機関が一堂に会する貴重な機会なのですが………、いろいろむにゃむにゃなことが……むにゃむにゃ(ーー;)


今回のテーマが「輝く」……でしたが、いかにも依存症的なテーマだよね。

何もなかった時代から、今はアディクションもアレコレたくさんあり、プログラムや治療法や自助グループなども多種多様なものがありすぎるくらいあるわけで、すごい世の中になったなぁと思う一方で、実はなんかいろいろもやもやしているんだね(^_^;)

ナマの当事者の話はやはりいいですね、みんな病んでいておもしろいですね(^_^;)

安心して病んでいられる、安心して具合悪くいられる、安心して不安でいられる、安心してイカれていられる……ってのが回復するために一番大切なことです。

正しい人やまともな人や治そうとする人達のなかでは元気になれないのですよ。

ほら、治ることをあきらめ治らないことを受け入れるために回復という言葉が使われるようになったわけで、ソコに妙な幻想は抱かない方がいいんだな。

依存症であろうがなかろうが、私達が暮らしていくというのは、日々イライラしたりむかついたり不安になったりすることがあたりまえにたくさんあるし、様々なトラブルやアクシデントのなかでシラフで生きていくのが回復なんだよね。

アディクションはコントロールを失った状態と言われますが、回復もコントロールできるものではないし、ひとそれぞれなんだね。

だからこそハイヤーパワーにおまかせなんだよ。

「輝く」ことができなくても何の問題もないし、何の変哲もない退屈な毎日をのほほんと暮らせたらハナマルだよね。

………てなお話をさせていただいたような気がします。

長丁場なイベントにもかかわらず最後までいてくださった300人の方々(ウソ、笑)には感謝いたします。

ここらぼのスタッフの方々にも感謝です。

ありがとうございました。

ぜひまたお声かけください。