発達障害と過緊張と不眠過眠と取り繕いとカモフラージュと綻びと燃え尽きと疼痛など……
エビデンスについては不明ですが、疼痛患者さん達のお話を聞かせていただき、感じていることについて……
疼痛と仲良しの疾患(重複疾患)がありまして、不安障害、うつ病、双極性障害、強迫性障害、複雑性PTSD、発達障害などの精神科疾患が少なくありません。
疼痛が一次疾患で、なかなか良くなる見通しのない長期に渡る疼痛は生きるエネルギーを奪い取り、二次疾患としてうつ病などを併発してしまうこともめずらしくありません。
また、うつ病やPTSDなど、様々な精神科疾患の症状として疼痛があることもよく知られています。
実は、発達障害(自閉スペクトラム症、ADHDなど)の多くの方々に慢性疼痛があります。
ちなみに発達障害の多くが自閉スペクトラム症やADHD(ADD)などが併存しています。
さらに発達障害の方々はPTSDを発症しやすいとも言われています。
発達障害の方々には不具合をカモフラージュし、取り繕い、瞬発力を巧妙に使いながらなんとかやり過ごしてこられている方々がたくさんおられて、彼ら彼女らは一見したところ症状や特性のみならず困っていることもわかりにくいのです。
そのことが、生きづらさや対人トラブルにつながり、ニ次障害として様々な疾患を抱えてしまうことになりやすいのです。
うつ病、躁うつ病、不安障害、強迫性障害、PTSDや、様々な依存症……の他に、不定愁訴や不眠、過眠、頭痛をはじめアチコチの慢性疼痛を抱えている方々が少なくありません。
発達障害の方々の過緊張や過覚醒が慢性的な疼痛をもたらし、疼痛がさらに過緊張を増長させてしまいます。
また、特性としての独特なこだわりが疼痛などの症状を慢性化、難治化させてしまいやすい傾向もあります。
PTSD、特に複雑性PTSDの方々も疼痛を抱えている方々がたくさんおらます。
疼痛はメンタルヘルスと密接な関係がありまして、よく言われていますが、身体的疼痛が心の痛みを緩和させていることがあるようです。
だからこそ身体的疼痛は簡単にはよくならず、拡散したり、移動しながら慢性化、難治化しやすいのかもしれませんね。
泌尿器科で痛みに耐えながら……(;´Д`)