いちおう臨床心理士ですけどなにか?⑬

いちおう臨床心理士ですけどなにか?(昔々その昔のはなし)⑬ ーお迎えとか……ー

かつて勤務していた精神病院には、背中に入れ墨、指がない……というおっちゃん達が結構たくさん入院していました。

就職したばかりの頃はビビっていましたが、まぁ、だんだん慣れていきますね(^_^;)

入れ墨自慢のおっちゃんに、立派な入れ墨を見せてもらったり、下手打って指をつめなくちゃいけなくなった話を聞いたりもありました(^_^;)

兄貴が……兄貴が……とか、親父が……親父が……と言うから、お兄さんとかお父さんかと思っていたら………、まぁ、そういうことだったりするわけです(^_^;)

病棟内ではそういう方々のマウンティングによるトラブル(子どものケンカみたい)などもよくありました。

ある人が退院時に迎えがあるというので、お身内のお迎えかと思っていたら、いわゆる若い衆が何人もお迎えに来ていたなんてこともありました(^_^;)

また、お迎えが……と言うわりに、なんか職員が何人もついて、なんか仰々しいなぁと思っていたら、お迎えにきた方々がたくさんのおまわりさんで、退院と同時に逮捕なんて方もいました(゜o゜;

面会も、いかにも……という方々が面会にきたりもありました。
だいたいは面会に来る皆さんは礼儀正しく、無茶なことを言ったりはなかったですね。


ある患者さんと外出の際に「ちょっとよって欲しいところがある」って言うから、ひと通りの用件を済ませた後に寄った所は………、○○事務所で、お世話になってるので失礼のないように……とか紹介されて………、なんかお土産まで持たされて……

え? え? えぇ〜?(゜o゜;
……ってなったりもありました。

昔々の精神病院はいわゆるそっち系の方々も入院していましたが、実は精神病院に入院しないといけなくなったそっち系の方々は、そっち系の世界でも仕事ができないので、所属していたところには戻れない方々も少なからずいました。
そういう交渉も引き受けていました(^_^;)

当時はそっち系の人にとって精神病院に入院というのは屈辱的なことでもあったようです。
何回も服役経験のあった人は、○○所は入る時にいつ出られるかだいたいわかっているが、精神病院は入ったらいつ出られるか全くわからないので○○所より恐ろしいとも言っていました。

ウソみたいなホントの話なんですが、昔々その昔の精神病院は、偉い方や著名人や思想犯が一定期間身を隠すための場所として使われることもあったのです。

はい、医療機関の話です(^_^;)
矯正施設の話ではありません(^_^;)

こんなんでも、一応、とりあえず、なんとか臨床心理士ですけどなにか?

さらに続く………かもしれない(^_^;)

たぶん続くかな(^_^;)