いちおう臨床心理士ですけどなにか?③

いちおう臨床心理士ですけどなにか?(昔々その昔のはなし) ③ -送迎-

ケンカの仲裁が一段落したところに、詰所からにしのくぅ〜ん、運転から電話ぁ〜と呼ばれまして……

電話に出ると「あぁ、にしのくん、どうせひまやろ……」「あ、いや、そんなことないですけど……」
「運転手足りないから16時に◯◯先生送って……、頼むね!」

……って、私には断る権限がないのです。

いくら困ったときのにしの頼みとはいえ、少しはこちらの都合も聞いてほしいのになぁ。

……で、16時に◯◯先生を、Dr.や偉い人の送迎用のクラウンを運転しご自宅まで送り、病院に戻ると……

「悪いけど明日の朝の迎えもたのむわ、7時に◯◯先生迎えに行って、戻ったら8時半に△△先生もたのむね」

え? え? えぇ〜?

7時に◯◯先生宅に行くには何時に出勤してきたらいいんだ?

翌日お医者さん2人を迎えに行き、片方の先生の奥様がご苦労様ってタバコ1箱くださるんだけど、もちろん奥様に悪気は全くないだろうけど、なんかとってもみじめな気持ちになっていたなぁ。

……というふうに、まぁ、いいように使われていて、お医者さんや役所の人などの送迎もやっていました。

病院には会長(創業者)専用のキャデラックと専属の運転手がいましたが、理由は忘れましたが、ある時専属運転手がいなくて、なぜか私がキャデラックを運転することになり、車にもビビりましたが会長を乗せて……というのに超ビビっていました。

こんなふうに運転手の仕事もしていた(させられていた)こともあり、後々病院の車を比較的自由に使わせてもらっていました。

車にガソリン入れて洗車して病院に戻ると「ひとりいなくなったらしいから探しに行って」と言われ、再び車を出すことになり………。

いちおう臨床心理士ですけどなにか?

続く……かもしれない…。