最近はさ、個人情報に配慮してなのか、病院でも銀行でも郵便局でもどこでもここでも番号札取って、番号で呼ばれることが多くなっているよね。
とある所のとあるプログラムでは色を割り振って色で呼んだり……なんてこともある。
番号で呼ばれ、行くと本人確認とやらでフルネームを言わされる……。
そのわりに、こっちがテキトーに曖昧に言っても再確認されたことは一度もない。
つまり、本人確認なんて形骸化していて、いいかげんなんだね(;´Д`)
変なのぉ〜……って思っちゃうんだな。
呼んだ側が○○さんですね……とは絶対やらなくて、呼ばれた側にフルネームを言わせるのって、要するに自分でオープンにしている(させている)わけでして、非常にズルいやり方なんだね。
随分前からこんなふうになっていますので気になさらない方々もたくさんいらっしゃるかと思いますが、実は個人的にはこれが全くなじまないんだよねぇ。
個人が数字や色や……、要するに記号化される(名前もある種の記号化ではありますが……)ことにより、なんというか大切なもの(私というもの)が封印されちゃうわけですよ。
名前の持つ意味や大切さは、ル・グウィンのゲド戦記をお読みになることをおすすめします。
おもしろいから読んでみ(*^^*)
あ、ジブリの宮崎吾朗氏(宮崎駿の息子)監督の映画作品は全く酷いのでおすすめできません(;´Д`)
巷で言われている個人情報保護というのは個人情報保護の名を借りた個の封印(抑圧)になっているんだね。
一方で12ステッププログラムを使っている自助グループが大切にしているアノニミティ(匿名性)というものがあります。
アノニミティは個人を封印するものではなく、個人と所属する集団を守るものになっていて、メンバー同士の平等性と対等性を担保するものとなっています。
自助グループにおけるアノニミティはとても重要なものなんですね。
興味のある方はいろいろお調べになってみてください(^_^;)