遺族にとってゴールデンウィークなど、賑やかな時期はなかなかキツイ時期ですね。
会場は名古屋市市政資料館ですが、NHKの朝ドラ「虎に翼」で使われた場所ということもあってか、いつになく見学客が多く、また結婚式があったりで人が多く、なんとなくザワザワと落ち着かない状況でした。
そんななか、初めて参加の方々も含めたくさんの方々がご参加くださいました。
皆さま様々な事情があり、今の思いをお話くださいました。
実は自死は、事件性の有無の確認のため警察が介入することになり、まるで取り調べかのような遺族への聴き取り、自宅や会社などへの家宅捜索かのような調査が入り、ご遺体は当然検死となるのです。
亡くなり方によっては、ご遺族に高額な賠償が請求されたり、理不尽な賠償請求がされてしまうこともあるのです。
さらに、自死への差別的偏見や、ご遺族の自責がご遺族を苦しめてしまいます。
自分以外の残された遺族を支えるべく全てに蓋をして生きていかざるを得なかったり、自責感から自らに罰を与えるかのような生き方をしていたり、周囲からの善意の言動に傷ついていったり、様々な不調を抱えることになったり……
なぜ自分が生きていかなければならないのか……と、自らが生きていくこと自体に大きな罪悪感を抱えていたり……
ご遺族は何重にも重なる痛みを抱え、その痛みを手放していくことを拒んでいるかのように見えることすらあります。
そんなご遺族のお話が少しでも安心してできる場を提供していけたらいいなと思っています。
みなさまありがとうございました。
次回は7/13(土)13時半〜、名古屋市市政資料館にて開催となります。
11月にはご遺族向けと支援者向けのセミナーを開催予定です。
詳しくはホームページでご確認ください。