児童養護施設のケース会議(困難事例の処遇検討会議)のスーパーバイザーとしてお招きいただきました。
毎年お招きいただいています。
児童養護施設は置かれている立場や入所している子ども達への周囲からの目が、働くスタッフのみなさんのスティグマとなっていきますので、意識してパラダイムシフトをこころがけていかないといけません。
子ども達の問題行動という表現は何を意味し、何を求めているのかという視点のみならず、子ども達の抱える愛着の問題、発達の問題、知的能力の問題、養育環境の影響によるCPTSDなどがいくつも重複して絡み合っているということも知っておく必要があります。
問題を低減させるのではなく、問題を持ちながらいかに援助希求ができるようになるかが大切ね。
あまり情操教育的なものにとらわれるとうまくいかないよ。
……とか、限られた時間の中にぎゅっと凝縮された濃厚な時間になりました。
まぁ、私がアレコレ言うよりもなるべくスタッフのみなさんのお話をたくさんしていただくことによって見えてくるものがたくさんありました。
今年の私の担当は今回が最後となりましたが、年明けにまたお招きいただいています。
ありがとうございました。