パーソナルスペースって知ってる?
自分を中心にして、他人が近づいたり、入ってくると不安や怖れや不快感を感じる方向を含めた物理的心理的空間(距離)のことです。
だいたい、両手を広げた範囲(距離)が標準的な自分のパーソナルスペースとなりますが、個人の備えている安心感や緊張感や対人不信感等により差違があるのと、関係性によって変動します。
安心安全な関係や親密な関係なほど、お互いの距離(空間)が近くなります。
ちなみに、お互いの手先が触れる距離は挨拶の距離、肘まで重なる距離は世間話等の距離、相手の肩に触れる距離は内緒の話等の距離で、お互いの肩が触れる距離は身体的接触となり言葉がいらない距離となります。
距離が近くなるほど安心安全が担保されにくくなり、傷ついたりするリスクも高くなります。
また、ここには声の届く距離や聴こえる距離、お世話などの関わる距離も関係してきます。
声が届く……というのはパーソナルスペースとはまた別な要素が関連してきまして、ちょっと複雑になってきます。
さらに、向かい合う、隣り合う、前後に並ぶ等の方向により緊張度や安心感が変わってきます。
車の運転席と助手席のように、隣り合うという状況をツインシップポジションと呼びまして、対人緊張の高い人には、これが意外に安心なポジションなんですね。
さらにさらに、他者との「間」に机やテーブルがあると安心感が上がります。机やテーブルには作業等の実務用途以外に、私達の安心感や安全感に貢献しているのです。
自分の膝の上にバッグを置いたり、抱きかかえたりするのも安全感につながります。
このようにパーソナルスペースを少し意識しておくと案外便利です。
コロナ前にはアチコチでよくパーソナルスペースとセットで支えること支えられることの不安や安心感を体感してもらうワークをやっていましたが、そういう接触型ワークはなかなかやれなくなり、いまやすっかり要望もなくなり残念です(*´Д`)
どなたかやりませんか?
ウチでやったら来てくれるかな?