知っているようで知らない熱中症……なめたらあかんのです。
命の危険をもたらします。
熱中症は湯であがるということで、一度湯であがってしまったものはもとにはもどりません。
体温の異常上昇、調節不全、脱水による血行不良、血流停滞から全身機能不全、意識障害、多臓器不全となり、脳をはじめ全身に重篤なダメージをもたらし、命が助かっても、いわゆる高次脳機能障害など、記憶力低下や集中力低下、睡眠障害や、肝機能障害、腎機能障害などが後遺症として残ります。
みなさま他人事ではありません、くれぐれもご無理なさらず安全第一にお過ごしください。
以下ご参照ください。
重症度によって、次の3つの段階に分けられます。
Ⅰ度:現場での応急処置で対応できる軽症
立ちくらみ(脳への血流が瞬間的に不十分になったことで生じる)
筋肉痛、筋肉の硬直(発汗に伴う塩分の不足で生じるこむら返り)
大量の発汗
Ⅱ度:病院への搬送を必要とする中等症
頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感
Ⅲ度:入院して集中治療の必要性のある重症
意識障害、けいれん、手足の運動障害
高体温(体に触ると熱い。いわゆる熱射病、重度の日射病)