いつからかずっとアイツが棲み憑いている………
たまに出てきてチラチラと視界に入ることがある。
こうなると、ちょっとヤバい……。
アイツは「希死念慮」と呼ばれている。
さらに、視界にチラつくアイツが、こちらに近づいてくることがある。
アイツに取り憑かれないように乗っ取られてしまわないようにするだけで精一杯だ(ーー;)
いや、もうその時点で取り憑かれている(ーー;)
そうなると、ヤバさ倍増……。
ヤバさ倍増したアイツは「自殺念慮」と呼ばれている(ーー;)
なみなみと注がれたコップの水が溢れてしまうのに、あと一滴………。
時に、大量のアルコールや薬物や自傷などでアイツの存在を消し去ろうとするが、逆にアイツは増幅されてしまう………。
あと一滴で……。
何がその一滴になるかはわからないが、一滴で………。
一線を超えてしまう(ーー;)
超えてしまったら帰っては来れないだろうな………。
でも、もういいか、アイツと戦うのは疲れたよ………。
それを「自殺企図」という。
実は、残念ながら、ここまで、たいてい誰にも気づかれない……。
だって、だいたいはクライシスハイな状態で過ごしているから………
そして、未遂に終わるか、残念ながら既遂となるかは神のみぞ知る………。
しかし、未遂者はその後アイツに取り憑かれた状態で、さらにサバイバーズギルトを抱えながら生きていくことになることはあまり知られていない。
自傷行為や未遂などわかり易い結果になった時、なんでもっと早く相談してくれなかっのか?
ってな話があるが、多くの人がちゃんと話を聞いてもらった経験を持っていないし、叱責され説教され監視され………などで周囲への信頼を失くしていて、相談なんて意味がないとか、結局誰も助けてはくれない……となっています。
なんでもっと早く……なんて言われるほどにお前にはわからんわ、お前に何がわかるか、絶対相談なんかするものか……となり、口を閉ざさせてしまいます。
そうさせてしまっているのは、悪気のない善意溢れる良かれと思って……という対応だったりします。
何度も言っていますが、善意と熱意と正義と努力と反省はほとんど役に立つ立たないどころか害になることがありますので、十分に気をつけておかないといけません。
とはいえ、私たちはつい……やらかしちゃいます。
大切なのは間違えたらただちに認める……なんだね(^_^;)