あきらめが肝心

職場や友人や趣味仲間の対人関係での問題の多くが、家族間で起こっている問題ととてもよく似ていて、家族間の問題は原家族で起こっていたことと重なっているってことがあたりまえにあります。

今ここで起こっている問題は現家族に由来し、現家族の問題は原家族に由来している……ということです。

何度もお伝えしていますが問題というのは、時を超え、場所を変え、相手を変えてフラクタル(自己相似的)に繰り返されるのです。

その際に量と質と方向性が変わったりもします。

今ここの問題は、原家族の問題のメタファー(隠喩)なのです。

現家族内でも、子どもの問題が、夫婦関係や嫁姑関係のメタファーになっていることも少なくありません。

こういうことを反復強迫と言いまして、自己治療的行為でもありますが、ほとんどが失敗体験が上塗りされてしまいます。

今ここの問題はもともと何を求めていたのかを知ったうえで、求めていたものはたいてい今さら手に入らないので、とっととあきらめ、新しい一歩を進むのが良いのですが、これがなかなかうまくいかないから悩ましいんだね。

はい、またまたあきらめが肝心というお話でした(^_^;)

私たちは主体性的努力と我慢とあきらめが課題なのです………と Sigmnd Freud さんは言うてました(^_^;)