遺族の多くはサバイバーズギルトを抱え、自分が楽しんだり元気になってはいけない………、といった思いを抱えています。
ずっと悲しみにひたり泣き暮らしていたいくらいですが、周囲や世の中がそれを許してくれず、早く元気になることを要求され、生活もしていかないといけないし、早く元気になれない自分にダメ出しをしてしまいます。
安心して元気なくいられて、いつまでも思い切り泣き暮らすことが許される必要があるのです。
精神科医の斎藤学はかつて「早くよくなるには、早くよくなろうとしないことだ」と述べていましたが、自死遺族にとって大切なことは早く元気になることではありません。
じゅうぶんに悼むことを端折らないことが何よりも大切なことなのです。
ご参加いただいた皆さま、いつもあたたかく丁寧な対応をしてくださっているスタッフの皆さま、本日もありがとうございました。
次回は11/4(土)の開催ですが、遺族会&支援者向けセミナーの予定です。
まだ詳細は決まっていませんが、あらためて〜こころの居場所〜AICHI自死遺族支援室のホームページをご参照ください。