以下上田誠記事
「肉ばかり食べる。。 偏食」
「標準」的に考えるなら
例えば、肉ばかり食べる子(者)には
何とかバランスの良いものを食べさせたいと思うでしょう。
野菜もどうしても食べさせたい。。
その気持ちはよくわかります。
感覚・認知・認識が違う自閉症の子(者)はまた、
身体内部の情報、例えば食道から腸までを食物が通る音、
内臓のちょっとした音とその変化までをもキャッチする人がいます。
また、
身体の組成も違うことから
食べ物の好き嫌いが、
実は身体内部の要求からきていると
気づく場合があります。
つまり、
偏食は単なる偏食ではなく
生命の維持に必要な偏食。。
にわかに信じがたいかもしれませんが
佐々木さんの言説からも
それがわかるのです。
最近、
ある子どもの偏食について
相談される機会がありました。
過去の投稿ですが、
少しでも
参考になればと思います。
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『子育て百科』~佐々木正美~
・・・・自閉症の子どもたちは、腸管からのアミノ酸の吸収がとても悪いということがわかったのです。薬物の開発のために、アミノ酸にラベルをして吸収を調べる研究があったのです。
アミノ酸というのはたんぱく質の分解物質です。私たちがお肉やお魚を食べると、たんぱく質はアミノ酸に分解されて腸管から吸収されます。自閉症の子どもたちは、その吸収がとても悪いのです。
自閉症の子どもの中に肉ばかりたくさん食べたがる子がよくいて、肉を制限して野菜を食べさせようと躍起になったということもあったのです。それは、とんでもない間違いだったわけです。吸収率が悪いのですから、人の何倍も食べなければいけないのです。身体というものは必要とするものをたくさん欲するようにできているのです。