家族が元気になるために

名古屋市精神保健福祉センターここらぼ主催の「依存症家族教室①」にて『家族が元気になるために』というテーマでお話をさせていただきました。

たくさんの方々が参加してくだり、久しぶりに人前でお話したこともあり、2時間喋り倒してしまいました(^_^;)

もちろんバルーンカテーテルにハルンバッグのままです(^_^;)

「家族が元気でいるために」といいながら、家族はあまり元気じゃない方が良いとか、ちょっと具合悪いくらいが調度良いとか、少々ダメなくらいが調度良いとか、理想はご機嫌よく頼りなくいられたらハナマルね。

しっかりしなくちゃ、ちゃんとしなきゃ……は疲弊消耗するだけだからやめようね。

本人の代わりに困るのはやめようね。

「一切の支え手がいないところにたどり着いたときに初めて自分の病気の正体に気づく」by 近藤恒夫

「家族の問題を考えるのが家族の課題」by 近藤恒夫

何をするかではなく、何をしないかが大切ね。

一般的な病気の場合は家族の支えが役に立つが、依存症はいわゆる家族の支えは邪魔になる。

回復とは治ることではなく、変化し続けること。

「治りはしないがましになる」 by カレー沢薫

依存症者と一緒にいると家族はどんどんおかしくなり正気を失っていくが、正気を失っていても家族は「自分が正しい」と思っていて、自分がおかしくなっていることに気づかない。

いや、もともとおかしな家族のもとで依存症者が作られる。

家族は自分自身の回復を!

……てなことをマイルドにお伝えさせていただきました。

ありがとうございました。