戦争とアル中

まだ20代の頃、所属していた精神病院に入院中のアル中(まだ依存症という言葉はなかった)さん達に対し、地道にメッセージを運び続けてくださっていた断酒会の会員の方がいた。
それなりのご高齢で特攻隊の生き残り(出陣直前に終戦になった)でした。
戦争の悲惨な実態を笑いを交えてたくさんお話くださった。
戦争体験とご自身がアル中になった経緯の関連や、特攻用飛行機は計器や燃料などが、帰還することが前提になっていなかったことや、どうせ帰れないからと、いわゆるコンパス(羅針盤)内のメチルアルコールを片っ端から飲んでいたことなど、生き証人として貴重なお話をたくさんしてくださった。

今思うと残しておき伝えていかなければいけないお話だったよね。